HIS海外旅行のキャンセル料はいつから?いくら?返金は?を徹底解説【決定版】

    HIS 取消料 いつから 返金は キャンセル料は?

    「急な体調不良…」「仕事が入ってしまった…」
    せっかくの海外旅行、やむを得ずキャンセルを検討するのは、とてもストレスがかかることですよね。

    焦らなくても大丈夫です。
    まずは「いくらかかるのか」「いつ手続きすれば間に合うのか」を正確に把握しましょう。

    この記事では、旅行会社マネージャーの視点で、HISのキャンセル規定を「航空券・ツアー・ホテル」ごとに分かりやすく整理しました。損をしないための注意点も解説します。

    航空券のみ予約のキャンセル料

    航空券のみの手配(ホテルを含まない予約)の場合、ルールは航空券の種類によって厳しさが全く異なります。

    1. 正規割引航空券 (PEXなど)

    • 発生タイミング:入金後(契約成立後)すぐに取消料が発生します。
    • 金額:10,000円 〜 全額(100%)など
      ※手数料:別途あり。※航空会社や運賃タイプにより異なります。

    2. HIS格安航空券 (IT運賃など)

    • 発生タイミング:発券後から発生します(予約直後ではない場合もあります)。
    • 金額:30,000円 〜 全額(100%)など
      ※手数料:別途あり。航空会社・路線・時期により大きく異なります。
    LCCやセール運賃に注意!
    「Peach」などのLCCや、セールで極端に安い航空券は、「予約完了と同時にキャンセル料100%(返金ゼロ)」というケースが多いです。予約画面の「規定」を必ずチェックしてください。

    HIS海外ツアーのキャンセル規定

    取消料はいつから発生する?

    HISのパッケージツアー(Ciaoなど)のキャンセル料発生日は、以下の「2つの基準日」を覚えておけばOKです。

    【通常期】出発の30日前から

    【特定日】出発の40日前から

    ※特定日とは、GW・夏休み・年末年始などのピークシーズンを指します。

    募集型企画旅行(HISツアー)キャンセル規定表

    出発日が近づくにつれて、取消料のパーセンテージが上がっていきます。

    契約解除日
    (出発前日起算)
    特定日
    (GW・夏・年末年始)
    通常期
    (特定日以外)
    旅行契約締結後 無料 無料
    40日前〜31日前 代金の10% 無料
    30日前〜3日前 代金の20% 代金の20%
    2日前〜当日 代金の50% 代金の50%
    旅行開始後・無連絡 100% 100%
    特定日(ピークシーズン)の日程
    • 4月27日 〜 5月6日(GW)
    • 7月20日 〜 8月31日(夏休み)
    • 12月20日 〜 1月7日(年末年始)
    この期間に出発する旅行は、キャンセル料の発生が「10日早く」始まります。注意しましょう。
    キャンセル連絡は「営業時間内」に!
    「30日前」などのカウントは、営業日・営業時間内の受付で判定されます。例えば、31日前の深夜にメールを送っても、翌営業日の扱い(30日前)となり、キャンセル料がかかってしまう場合があります。ギリギリの連絡は避けましょう。
    💡 まだキャンセル料が「無料」または「安い」期間ですか? もしそうなら、今のうちに他社の価格を見ておかないと損をするかもしれません。
    HISをキャンセルして、予約を取り直すといくら安くなるのか、シミュレーション記事を作りました。
    ▷ HISをキャンセルして再予約したら安くなる?確認する4ステップ

    航空券+ホテルのセット予約のキャンセル料

    最近増えている「航空券+ホテル」のセット予約(ダイナミックパッケージ等)。
    実は、予約のパターンによって「ツアー扱い」か「バラバラ手配扱い」かでルールが変わります。

    • パターン1 募集型企画旅行(HISツアー)
      見分け方:明細が「ツアー代金」になっている

      基本はツアーと同じです。出発の30日前(ピーク時は40日前)にキャンセル料が発生します。
    • パターン2 募集型企画旅行(正規割引航空券利用)
      見分け方:ツアーだけど「PEX航空券」などを使っている

      ツアーの形をしていますが、航空券の条件が優先されるため、予約直後からキャンセル料がかかるケースが多いです。
    • パターン3 手配旅行(個別手配)
      見分け方:明細が「航空券○○円」「ホテル○○円」と別々

      航空券ホテル、それぞれのキャンセル規定が別々に適用されます。計算が複雑になりやすいので注意が必要です。

    ホテルのみ・現地ツアーのキャンセル料

    ホテルのみ予約

    宿泊するホテルやプラン(返金不可プランなど)によって完全に異なります。

    • 緩いプラン:宿泊の前日まで無料
    • 厳しいプラン:予約完了後すぐに100%

    現地オプショナルツアー

    こちらも催行会社によります。基本的には「参加日の3日前〜前日」くらいから発生するものが多いですが、人気チケットなどは即時発生の場合もあります。

    返金はいつ?(返金までの期間)

    キャンセル手続き完了後、いつお金が戻ってくるかの目安です。

    • クレジットカード払い:1〜3か月後
      ※カード会社の締日によります。忘れた頃に戻ってくることが多いです。
    • 銀行振込・現金:約1〜2週間程度
    • PayPayなど:約1〜2週間程度

    よくある質問 (FAQ)

    HISのキャンセル窓口はどこですか?
    予約した場所によって異なります。オンライン予約なら「マイページ」、店舗なら「その店舗」、電話なら「コールセンター」へ連絡してください。
    台風で飛行機が欠航した場合のキャンセル料は?
    募集型企画旅行(HISツアー)の場合、原則、全額返金(無料キャンセル)となるケースが大半です。ただし、自己判断でキャンセルせず、必ずHISの決定を待ってから手続きしてください。
    同行者だけキャンセルすることはできますか?
    基本的には不可です。
    システム上、一部の人のみを取り消すことができないケース(特にダイナミックパッケージなど)が大半です。一旦、全員分をキャンセルして、参加するメンバーで「新規予約」を取り直す必要があります。
    利用便やホテルなど、一部の変更はできますか?
    変更はできません。
    日程・ホテル・航空会社を変えたい場合も、現在の予約を一旦キャンセルし、希望の内容で「新規予約」を取り直すことになります。元の予約がキャンセル料発生期間に入っている場合、当然キャンセル料がかかります。

    どうせ「取り直し」になるなら、他社と比較するチャンスです。
    ▷ HISをキャンセルして、より安く・良い条件で予約し直す手順を見る
    まだ入金していませんが、キャンセル料はかかりますか?
    基本的には「契約成立前(入金前)」であればキャンセル料はかかりません。ただし、クレジットカードで予約と同時に決済している場合は、入金済み扱いとなります。

    予約済みの場合の調べ方・問い合わせ先

    自分の予約がどのパターンか分からない場合は、HISの「マイページ」または「予約確認書」を見るのが一番確実です。


    まとめ

    キャンセル料は、知っていれば防げる出費や、最小限に抑えられるケースもあります。
    もしキャンセルすることになっても、落ち着いて手続きを進めてくださいね。

    免責事項:本記事の情報は2025年6月時点のものです。最新の詳細や特例措置などは、必ずHIS公式サイトをご確認ください。


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