- 新造船パンスターミラクルは移動手段ではなく「1泊2食付きの動くリゾート」
- LCCよりチケット代は高いが、ホテル代・食事代・手荷物代込みの総額では圧倒的に安い
- プロの推奨は「往路LCC・復路フェリー」で時間を有効に使う4日間ハイブリッドプラン
「韓国に行くなら、安いLCCでサクッと」そう思っていませんか?
私は旅行会社で24年間、カウンターや管理職として何千件もの手配をしてきました。そんな私が注目しているのが、大阪発の「船旅:パンスター クルーズ」です!
特に注目なのが、新しく就航した新造船「パンスターミラクル」。かつての「古い・狭いフェリー」のイメージは捨ててください。これはもはや、単なる移動手段ではなく「1泊2食付きのクルーズ体験」です。
- LCCの手荷物重量オーバーに怯える必要なし
- 空港の長い保安検査待ちなし
- 寝て起きたら、そこはもう韓国・釜山
この記事では、新造船の魅力から、LCCとのリアルな料金比較、そしてプロが最もおすすめする「ハイブリッドな旅程」まで、徹底的に解説します。
なぜ今、「パンスタークルーズ」なのか?飛行機にはない3つの魅力
大阪南港と韓国・釜山港を結ぶパンスタークルーズ。飛行機なら1時間半の距離を、あえて約19時間かけて行く。ここに「旅の質」を変える魔法があります。
1. 【新造船】パンスターミラクルの進化がすごい
これまで運行していた「パンスタードリーム」も愛されていましたが、新造船「パンスターミラクル」は別格です。
- 全室が洗練されたデザインに刷新
- 揺れを抑えるフィンスタビライザーの強化
- 船内エンタメ・大浴場のグレードアップ
「フェリー=雑魚寝」という時代は終わりました。まるでホテルのような個室や、海を見渡せるバルコニー付きの部屋まで完備されています。
2. 手荷物30kgまで無料!LCCの追加料金ストレスから解放
私が船旅を推す最大の理由がこれです。LCCのセール運賃で喜んでいたら、「受託手荷物代で往復6,000円〜8,000円追加」なんて経験ありませんか?
パンスタークルーズなら、受託手荷物は「1個30kgまで」無料です。一般的なLCC(15kg〜20kg制限)と比較しても圧倒的な余裕があります。釜山のロッテマートで重たいキムチや海苔を爆買いしても、30kg以内なら重量オーバーを気にする必要はゼロ。これは「買い物目的」の旅には最強のメリットです。
3. 移動=ホテル泊。瀬戸内海の夕日と「動くホテル」体験
船旅のハイライトは、出港直後の景色です。明石海峡大橋の下をくぐる瞬間、瀬戸内海に沈む夕日。これをデッキでビールを片手に眺める時間は、飛行機では絶対に味わえません。そして夜は、大浴場でサウナに入り、バイキングを食べ、ふかふかのベッドで眠るだけ。「移動時間」がそのまま「癒やしの宿泊時間」になるため、体感的なコスパは非常に高いのです。
【料金比較】LCCとどっちがお得?費用の内訳を公開
「でも、飛行機の方が安いんでしょ?」ここが一番気になるところだと思います。
結論から言うと、「チケット単体で見るとLCCが安いが、ホテル代・食事代・荷物代を入れると船が圧倒的に勝つ」です。
ここが新造船パンスターミラクルの最大の強みです。なんと、すべての客室料金には、片道あたり2食(夕食バイキング・朝食バイキング)が含まれています。
- 往復なら合計4食分が無料!
- LCCなら空港で高いご飯を食べたり、機内食を買ったりする必要がありますが、船ならそれが不要です。
船 vs LCC 「総額」シミュレーション(往復目安)
多くの人が見落としがちな「食事代」「諸税」「受託手荷物」「宿泊費」をすべて含めて計算しました。
| 項目 | パンスターミラクル (インサイド室) |
LCC(格安航空会社) (オプション追加後) |
|---|---|---|
| 往復運賃 | 約35,000円〜 (※新造船価格) |
約20,000円〜 (セール・時期による) |
| 食費(4食分) | 0円(込み!) (夕2回・朝2回) |
約6,000円〜 (空港等の食事代) |
| 受託手荷物 | 0円(30kg迄込) | 約6,000円〜 (往復追加時) |
| 宿泊費 | 0円(船中2泊) | 約15,000円〜 (現地ホテル2泊分) |
| 燃油・諸税 | 約5,000円〜 (※目安) |
約8,000円〜 (※目安) |
| 推定総額 | 約40,000円 | 約55,000円〜 |
※2025年12月時点の概算シミュレーションです。予約時期、燃油価格、プロモーションにより変動します。
【ここがポイント!】
LCCの方がチケット代は安く見えますが、「ホテル2泊」+「食事4回」+「荷物」を含めると、船旅の方が1万5,000円以上もお得になる計算です。
【参考】パンスターミラクルの全客室タイプ料金表
ご予算に合わせてお部屋のアップグレードも可能です。豪華なスイートもありますが、コスパ重視なら「インサイド(旧スタンダード)」一択です。
| 客室タイプ | 片道料金(1名) | 備考 |
|---|---|---|
| プレジデンシャルスイート | 120,000円 | 究極のラグジュアリー体験 |
| ロイヤルスイート | 70,000円 | 広々としたバルコニー付き |
| バルコニースイート | 50,000円 | プライベートバルコニー完備 |
| オーシャンビュー | 25,000円 | 窓から海が見える個室 |
| インサイド (推奨プラン) |
20,000円 | 窓なしですが一番お得! (往復目安 40,000円〜) |
※上記は正規運賃の目安です。最新の割引価格や空室状況は必ず検索サイトでご確認ください。
表を見て「高い部屋もあるんだな」と思ったかもしれませんが、ご安心ください。新造船「ミラクル」は、一番安い「インサイド」でも、カプセルホテルのような清潔なプライベート空間が確保されています。
旧船のような「大広間で雑魚寝」ではないため、無理に高い部屋へアップグレードしなくても、十分に快適に過ごせます。浮いたお金は現地でのグルメに回しましょう!
詳しい料金は日程によって変動します。
まずはTrip.comで、ご希望日の「最新価格」と「空室状況」をチェックしてみてください。
大阪・釜山の港へのアクセスと運行スケジュール
「19時間もかかるの?休みはどれくらい必要なの?」そんな疑問にお答えします。
実は、私が旅行のプロとして**今一番おすすめしているのが、飛行機と船を組み合わせた「4日間のハイブリッド旅」**です。
【プロ一押し】往路LCC・復路フェリーの最強4日間プラン
「行きは早く着いて遊びたい」「でも帰りは荷物がいっぱい…」このジレンマを解決するのが、行きは飛行機(LCC)、帰りは船という選択です。
金曜に出発し、月曜の朝に帰ってくる3泊4日(ホテル2泊+船中1泊)のモデルコースを見てみましょう。
| 日程 | 移動 | スケジュールとポイント |
|---|---|---|
| 1日目(金) | LCC | 午前に関空発→お昼に釜山着! 到着後すぐにランチ(デジクッパや冷麺)。 午後は西面でおしゃれカフェ巡り&ショッピング。 (釜山ホテル泊) |
| 2日目(土) | 滞在 | 終日フリータイム 海雲台(ヘウンデ)で海散歩や、甘川文化村へ。 夜は南浦洞の夜市で食べ歩き。 (釜山ホテル泊) |
| 3日目(日) | 船 | 午前は最後の爆買い! ロッテマートでお土産を大量購入(重くてもOK)。 14:00頃 釜山港へ移動。 15:00 出港。夕食・朝食バイキング付き! (船中泊) |
| 4日目(月) | 到着 | 10:00 大阪南港着 ぐっすり寝てスッキリ帰国。 半休を使えば午後から出社も可能! |
このプランのメリット:
- 現地滞在時間が一番長い(LCC往復よりも充実!)。
- 帰りの荷物を気にせず、お土産を限界まで買える。
- 最終日は移動しながら寝るだけなので、翌日の疲れが少ない。
【王道】往復フェリーでゆったり旅(金曜夕方発〜月曜朝帰着)
もちろん、往復とも船旅を楽しむのも素敵です。こちらは**「仕事終わりにそのまま行ける」0泊3日(船中2泊)**スタイル。
| 日程 | 時間 | スケジュール |
|---|---|---|
| 1日目(金) | 15:00〜 | 大阪南港チェックイン。17:00出港(曜日により変動あり)。 ※夕食バイキング付き |
| 2日目(土) | 昼 | 朝食バイキング後、釜山到着。 午後から観光&グルメ。(釜山ホテル泊) |
| 3日目(日) | 15:00 | 釜山出港。夕食バイキング。(船中泊) |
| 4日目(月) | 10:00 | 朝食バイキング後、大阪南港帰着。 |
港へのアクセス
【大阪】コスモスクエア駅からバス5分
地下鉄中央線「コスモスクエア駅」から無料シャトルバスが出ています。駅からの移動もスムーズです。
【釜山】釜山駅のすぐ裏手で超便利
釜山港はKTX釜山駅から徒歩圏内。空港のように市内まで電車で1時間…なんてことはありません。着いたらすぐ繁華街です。
実際の乗り心地は?口コミと「正直なデメリット」
メリットばかり伝えても信頼できないと思いますので、現場のプロとして**「デメリット」**も包み隠さずお伝えします。
良い口コミ・評判
- 「大浴場から海が見えて最高だった」
- 「バイキングのキムチや食事が意外と美味しくて驚いた」
- 「船内のコンビニ(GS25)やカフェがあり、退屈しなかった」
気をつけるべきデメリット
- Wi-Fi事情:公海(日本の電波が届かないエリア)に出ると、ポケットWi-Fiやスマホの電波は入りません。船内Wi-Fiもありますが、接続が不安定なことも。「デジタルデトックス」と割り切る心が必要です。
- 揺れ:新造船になり軽減されましたが、玄界灘(日本と韓国の間)は波が高い日があります。酔い止めは必須アイテムです。
- 時間:どうしても片道19時間かかります。「一刻も早く現地に着きたい」という弾丸旅行には不向きです。
【プロが教える】失敗しない予約方法3選
公式サイトで直接予約するのもありですが、旅行会社の裏側を知る私のおすすめは以下の方法です。**「トラブル時の対応」と「トータルコスト」**で選ぶのが正解です。
方法① Trip.comで「船+ホテル」をまとめて手配
個人的に今、最強なのがTrip.comです。
- 理由1: フェリーの乗船券と、釜山のホテルを一括で予約・管理できる。
- 理由2: セット割引が適用されることが多く、個別に取るより安い場合がある。
- 理由3: アプリが使いやすく、予約確認書(バウチャー)の管理がスマホ1つで完結。
「外資系サイトだと、何かあった時が不安…」という方もご安心ください。Trip.comは24時間年中無休の日本語フリーダイヤルを完備しており、電話がすぐに繋がります。
フリーダイヤル:0120-925-780
「現地で泊まるホテルもまだ決めていない」という方は、Trip.comでまとめて検索してみてください。驚くほど簡単にプランが組めます。
方法② HISのツアーで安心を手に入れる
「海外旅行は久しぶり」「何かあった時に日本語で相談したい」という方は、HISのツアー一択です。
- 理由1: 燃油サーチャージや諸税込みの明朗会計。
- 理由2: 送迎付きプランや、現地オプショナルツアーの手配もスムーズ。
- 理由3: 大手ならではの緊急時サポート体制。
特に初めての船旅で不安な方は、数千円の差なら「安心代」としてHISを選ぶのが賢明です。
番外編:【プロ一押し】LCCと船旅のいいとこどり!
先ほど紹介した**「往路LCC・復路パンスター」のハイブリッド旅**を実現するなら、この方法が最適です。
- 往路(LCC): 飛行機でひとっ飛び。午前中に釜山に着いて、ランチから焼肉をフル満喫!
- 復路(パンスター): 帰りは船で。重い荷物も持ち込み放題。爆買いしても追加料金ゼロで、寝ている間に帰国。
この「いいとこどり」を一番簡単に予約できるのが Trip.com です。「片道の航空券」+「片道の乗船券」+「ホテル」を、一つのアプリでパズルを組むようにサクサク手配できます。
よくある質問(FAQ)
まずは一番お得な「インサイド(相部屋)」で予約しておき、当日乗船してみて「やっぱり個室がいい」と感じたら変更を相談するのが賢い方法です。空室さえあれば、差額支払いでアップグレードや貸切が可能です。
まとめ:次の韓国旅行は「船」という選択肢を
新造船パンスターミラクルで、移動自体をリゾート体験に。
荷物制限なしで、買い物を思いっきり楽しむ。
Trip.comかHISを使えば、予約も簡単で安心。
飛行機で「狭い・早い」旅も良いですが、船で「広々・ゆったり」行く韓国旅行は、一度味わうとクセになります。次の釜山旅行は、ぜひパンスタークルーズで、優雅な船旅を楽しんでみてください。
旅行代金は、申し込み方法や予約サイトによって大きく異なります。「もっと安く行けたかも…」と後悔したくない方は、プロの診断を受けてみませんか?
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