- パリは2泊3日で主要名所を制覇可能だが、移動手段選びが成功のカギ
- 「安さの地下鉄」か「時間と安全の専用車」か、目的別に使い分けるべき
- ルーヴル美術館など人気スポットは「朝一番の予約」が鉄則
結論:パリは「2泊3日」あれば、主要な名所はすべて回れます。
しかし、正直にお伝えします。
パリの観光スポットは意外と離れており、石畳の道を歩く距離は想像以上です。また、地下鉄(メトロ)は便利ですが、スリの多さや階段の上り下りで、体力を激しく消耗するのも事実です。
「せっかくのエッフェル塔なのに、足が痛くて笑顔になれなかった…」
「スリを警戒しすぎて、街並みを楽しめなかった…」
そんな後悔をしてほしくありません。この記事では、旅行業界に身を置く筆者が、「体力」と「時間」を最大限有効に使い、安全にパリを満喫するための「2泊3日 黄金モデルコース」を提案します。
バックパッカーのような「安さ最優先」の旅ではありませんが、「一生の思い出を失敗したくない方」には、間違いなく役立つ内容です。
【1日目】パリ到着!エッフェル塔とセーヌ川で「パリに来た」を実感
パリ到着初日は、フライトの疲れが残っているはずです。無理に動き回らず、「THE パリ」な景色を見て気分を高めることに集中しましょう。
空港に到着。ホテルまでの移動はどうする?
到着後、最初に直面するのが「ホテルまでの移動」です。ここで躓くと、旅のスタートが台無しになりかねません。
パリのシャルル・ド・ゴール空港は、欧州主要空港の中で、空港直通鉄道の乗り入れがなく、空港アクセスが面倒くさい空港の一つです。
鉄道(RER B線)はありますが、スリや治安の懸念から旅行者にはハードルが高いため、安全を考えるなら送迎手配を強くお勧めします。
15:00 ホテルチェックイン後、まずはエッフェル塔へ
ホテルに荷物を置いたら、まずはエッフェル塔を目指します。
プロのおすすめは、エッフェル塔の真下ではなく、セーヌ川を挟んだ対岸の「トロカデロ広場」へ向かうルートです。
トロカデロ広場からだと、エッフェル塔の全景が最も美しく撮影できます。まずはここで記念撮影をして、徐々に塔へ近づいていくのが王道ルートです。
17:00 セーヌ川クルーズで主要名所を一気見
エッフェル塔の足元から出発する「セーヌ川クルーズ」に乗船します。これが初日に最適な理由は2つあります。
当日チケット売り場は長蛇の列になることが多いです。事前にオンラインで購入しておけば、スマホ画面を見せるだけで乗船でき、時間を無駄にしません。
※Trip.comなら現地で並ぶより安く購入できます
19:00 ビストロで夕食(予約とマナーのコツ)
初日の夜は、気取らないビストロで「ステック・フリット(ステーキとポテト)」などを楽しみましょう。人気店は19時〜20時は満席になりがちなので、出発前に日本からWeb予約しておくのがベターです。
【2日目】ルーヴル&凱旋門!パリの「絶対外せない」を攻める
2日目が旅のハイライトです。この日は移動距離が長く、最も体力を消耗します。「いかに効率よく回るか」が勝負です。
09:00 ルーヴル美術館(予約必須の最難関)
世界最大級の美術館、ルーヴル。現在は完全予約制です。
重要なのは「朝一番(9時)の予約枠を取ること」です。午後になると館内が混雑し、「モナ・リザ」を見るだけで1時間待ち…ということもザラです。
もし公式サイトで予約が取れない場合や、広すぎて何を見ればいいか不安な場合は、「優先入場チケット」や「日本語ガイドツアー」を利用するのが賢い選択です。解説があるだけで、満足度は段違いです。
13:00 オペラ地区でランチ&ショッピング
ルーヴルから移動し、オペラ・ガルニエ周辺へ。老舗デパート「ギャラリー・ラファイエット」での買い物やランチを楽しみます。
観光客が非常に多いため、スリ被害の報告も多いエリアです。特に大きな荷物を持っている時や、人混みの中では注意が必要です。初めての方や不安な方は、後述する「安全な移動手段」を検討してください。
15:00 シャンゼリゼ通り〜凱旋門
「オー・シャンゼリゼ」を口ずさみながら凱旋門へ。
凱旋門は屋上に登れますが、エレベーターは基本的になく、284段の螺旋階段を登る必要があります。頂上からの景色は絶景ですが、足に来ます。
20:00 モンマルトルの丘で夜景
映画『アメリ』の舞台、モンマルトルへ。サクレ・クール寺院から見下ろすパリの夜景はロマンチックです。
※夜は雰囲気が変わるエリアもあります。メトロでの帰宅が不安な場合は、タクシーか送迎サービスを利用しましょう。
【3日目】マレ地区散策とお土産探し〜帰国
09:00 おしゃれなマレ地区でカフェ&雑貨巡り
マレ地区は、古い貴族の館が残る歴史地区でありながら、最先端のブティックが集まるエリアです。多くのお店が日曜日も営業している貴重なスポットでもあります。
12:00 最後のランチと空港移動
早めのランチを済ませたら、シャルル・ド・ゴール空港へ向かいます。
ここで最後の選択です。空港までの移動手段、どうしますか?
パリのシャルル・ド・ゴール空港は、欧州主要空港の中で、空港直通鉄道の乗り入れがなく、空港アクセスが面倒くさい空港の一つです。
鉄道(RER B線)はありますが、大きなスーツケースを持っての移動は「格好のカモ」になりかねません。旅の最後を「安全」に締めくくるなら、送迎手配が間違いなく正解です。
- RER B線(電車): 最安ですが、スリ多発エリアを通るため、荷物がある時はプロとして推奨しません。
- ロワシーバス: オペラ座から直行。時間はかかりますが比較的安心です。
- Trip.com 空港送迎: フライトに合わせてドライバーが待機。定額制でぼったくりの心配なし。
【重要】このモデルコース、どうやって回る?移動手段の選び方
ここまで読まれて、「結構ハードだな…」「地下鉄の乗り換え、できるかな?」と不安に思った方もいるかもしれません。
この過密スケジュールを成功させる鍵は、実は「足(移動手段)」の確保にあります。
「でも、地下鉄は怖いし、タクシーはずっと使えない…」
そんな方は、まずはこちらの比較記事で、自分に合った安全な移動手段を見つけてください。
① コスパ重視なら「メトロ(地下鉄)+徒歩」
パリの地下鉄は網の目のように走っており、どこへでも行けます。
- メリット: とにかく安い(1回券 約2.15ユーロ)。
- デメリット: 階段が多くて疲れる、スリへの警戒が必要、路線図が複雑。
② 効率重視なら「観光バスツアー」
主要スポットを巡回する「乗り降り自由バス(Hop-on Hop-off Bus)」を利用する方法です。
- メリット: 座ったまま名所移動。日本語音声ガイドがある場合が多い。
- デメリット: 渋滞に巻き込まれる可能性がある。バス停からスポットまでは歩く。
③【推奨】失敗したくないなら「専用車チャーター(BUYMA TRAVEL)」
正直にお伝えします。
観光が終わった夜、「今日は楽しかったね」で終わるか、「疲れたね…」で終わるか。その差を作るのが、移動手段です。
実際にこのルートを地下鉄で回るか、BUYMA等の専用車で回るかで、体感できる満足度はまったく別物になります。
メリット:ドア・トゥ・ドアで疲れ知らず。日本語ガイドが同行すれば「注文」や「トラブル」の不安ゼロ。
デメリット:地下鉄に比べれば費用はかかります。
しかし、新婚旅行やご両親との旅行で、「疲れ」や「トラブル」で空気が悪くなるリスクをお金で消せると考えれば、これ以上ない投資です。
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「BUYMAで専用車をチャーターするほど予算はかけられない…でも、自分たちだけで全部手配するのは不安」
そんな方は、プロにプラン作成を丸投げしてしまうのも手です。「タウンライフ旅さがし」なら、希望の条件を伝えるだけで、複数の旅行会社があなただけのプラン(見積もり)を無料で作ってくれます。
- ✔ 初めてのパリ旅行で、何から手をつけていいか分からない
- ✔ 限られた日数で、絶対に失敗したくない
- ✔ 治安や地下鉄の移動に不安がある
- ✔ 同行者(家族・パートナー)に気を遣い、楽しませたい
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まとめ:2泊3日でパリは楽しめる!
パリは見るべきものが無限にありますが、ポイントを絞れば2泊3日でも十分に満喫できます。
成功の秘訣は、出発前に「移動手段」と「主要スポットの予約」を固めておくことです。
あなたの旅のスタイルに合わせて、最適な方法を選んでくださいね。