- 「危ない」の噂は、予約直後にかかるキャンセル料の誤解が原因
- 店舗を持たないローコスト運営で安さを実現(JATA正会員で安全性は高い)
- 「丸投げ」したい人には不向き。「賢く安く行きたい人」には最強のツール
「トラベルスタンダードジャパンのツアーが安いけど、聞いたことない会社で不安…」
「Googleで検索したら『最悪』『危ない』って出てきた。詐欺じゃないよね?」
せっかくお得な旅行を見つけたのに、悪い噂を目にすると予約する手が止まってしまいますよね。
結論から申し上げます。トラベルスタンダードジャパンは詐欺会社でも危険な会社でもありません。
しかし、「JTBやHISと同じ感覚で予約すると、痛い目を見る(=最悪と感じる)」のは事実です。
この記事では、大手・中堅旅行会社で企画・商品造成・クレーム対応を含む管理職を24年間務める「現役」の私が、トラベルスタンダードジャパンの「安さの裏側」と「悪い口コミの真相」を包み隠さず暴露します。
これを読めば、「なぜ安いのか」が論理的に理解でき、安心して見積もりを取れるようになります。
【結論】トラベルスタンダードジャパンは「危ない」会社ではないが「クセ」はある
まず、一番気になる「安全性」について。
ネット上には過激な言葉が並びますが、プロの視点で見れば「正当な旅行会社」です。
倒産や詐欺の心配は?(JATA正会員の事実)
まず、「お金を振り込んだらドロンされるのでは?」という心配は無用です。
トラベルスタンダードジャパンは、旅行業界で最も信頼性が求められる「JATA(日本旅行業協会)」の正会員(第一種旅行業者)です。
厳しい審査をクリアした会社しか入れない協会です。万が一会社が倒産しても、弁済保証金制度により旅行代金が保護される仕組みがあります。つまり、法的な安全性はJTBやHISと同等です。
なぜ「最悪」という口コミが出るのか?
ではなぜ、「最悪」と書かれてしまうのか。
口コミを数百件分析しましたが、その原因の9割は「キャンセル料(取消料)」の誤解です。
実はこれ、詐欺ではなく「ルール通り」なんです。
TSJの商品は「独自の手配旅行」扱いが多く、予約確定と同時に航空券の発券を行うため、その瞬間からキャンセル料が発生します。これを読まずにポチる人が後を絶たず、クレームに繋がっています。
現役旅行会社社員が解説!なぜあんなに安くできるのか?
「危なくないのはわかった。でも、安すぎて何か裏があるんじゃない?」
そう疑うのは正しい感覚です。しかし、この安さには明確な「企業努力」という名のロジックがあります。
① 店舗を持たない「ローコスト運営」の仕組み
駅前の一等地にカウンターを構える大手旅行会社は、高い家賃と大量の人件費がかかっています。そのコストは、当然ツアー代金に上乗せされます。
一方、トラベルスタンダードジャパンは「店舗を持たず、ネット完結」。
固定費を極限まで削っているため、その分をお客様に還元できるのです。「サービスの質を落としている」のではなく、「経費を落としている」のです。
② 独自ルートの「IT運賃・PEX運賃」とは
旅行会社には、航空会社から特別に卸される「IT運賃(包括旅行運賃)」や、独自の仕入れルートがあります。
TSJはこの仕入れ力が強く、特にリゾート方面やアジア圏などで、一般の検索サイト(Skyscannerなど)には出ない卸値に近い価格で商品を造成しています。
- 怪しいから安い ❌
- 固定費削減&独自仕入れで安い ⭕
申し込む前に絶対確認!トラブル回避のための3つの注意点
ここがこの記事で最も重要なパートです。
もしあなたが以下の点を許容できないなら、トラベルスタンダードジャパンは使わない方がいいでしょう。
① 予約ボタンを押した瞬間にキャンセル料発生!?
前述の通り、多くのプランで「予約完了=キャンセル料発生」となります。
大手パッケージツアーによくある「30日前までキャンセル無料」ではありません。
「とりあえず席を押さえる」使い方はNGです。日程が100%確定してから、または「キャンセル料がかかってもいい」と覚悟を決めてから申し込みましょう。
② 「至れり尽くせり」ではない(大手との違い)
「初めての海外旅行で、入国カードの書き方から手取り足取り教えてほしい」
もしそう思うなら、手数料を払ってでもJTBのカウンターへ行くべきです。
TSJは「ある程度自分で調べられる人」向けに、余計なサービスを省いて安くしています。
③ 連絡手段はメール・LINEがメイン
電話も繋がりますが、基本的にはメールやLINEでのやり取りが中心です。
「今すぐ電話で叫びたい!」というせっかちな方には、レスポンスのタイムラグがストレスになる可能性があります。
【向き不向き】こういう人には絶対におすすめしません
ここまでの話を整理して、TSJを使うべき人・使うべきではない人を分けます。
- 旅行の日程が変更になる可能性がある人
- キャンセル規定(小さい文字)を読むのが嫌いな人
- 「お客様は神様」だと思っている人
- 日程が確定しており、少しでも安く行きたい人
- LINEなどで効率よくやり取りしたい人
- 「自分の身は自分で守る」という海外旅行の基本がある人
不安が晴れた方へ:賢く使えば最強の節約ツールになる
ここまで読んで、「なんだ、詐欺じゃないなら大丈夫じゃん」「キャンセル料さえ気をつければメリットしかないな」と感じた方。
おめでとうございます。あなたは「旅行代金を数万円安くできる賢い旅人」の資格があります。
トラベルスタンダードジャパンは、使い方さえ間違えなければ、大手並みの補償とOTA並みの安さを両立できる最強のツールです。
✅ 安全なのはわかったから、具体的なメリットや他社との比較を知りたい方はこちら 他社OTAやHISと比較してどれくらいお得なのか、使い方のコツを徹底解説しています。まとめ:まずは「無料見積もり」でキャンセル規定を確認しよう
「危ない」「最悪」という噂の正体は、「キャンセル規定を確認しなかったユーザーの悲鳴」がほとんどでした。
逆に言えば、「日程さえ確定していれば、これほどお得な旅行会社はない」ということです。
TSJの良いところは、見積もりや相談が何度でも「完全無料」であること。
まずは希望の日程で見積もりを取り、担当者の対応や実際の料金を確認してみてください。
「あ、これなら浮いたお金でホテルをグレードアップできる!」という嬉しい発見があるはずです。
※この時点で「やっぱり合わないかも」と思ったら、
無理に申し込む必要はありません。
見積もりを取って、条件を確認してから断っても問題ありません。
