「この日数で、ここを全部回って、このお値段?」
パンフレットで見つけた方も、検索で見つけた方も。旅物語の料金を見て、最初に思うのはたぶんこれです。
いいなと思って、念のため名前で検索してみたら。予測変換に「酷い」と出てきて、手が止まった。そんなところでしょうか。
先に結論をお伝えします。旅物語の安さは本物です。ただし、旅のスタイルが合わない方には、おすすめしません。
- 「酷い」と書かれている本当の理由
- 安さのからくりと、削られていないもの
- 自分に向いているかどうかの見分け方
\まずは、どんなコースがあるか見てみる/
\左上で出発地を選択できます/
【結論】価格は本物。ただし旅のスタイルを選びます
| 評判 | 内容 |
|---|---|
| 良い評判 | この価格で名所をしっかり回れる。案内役がつくので、手配も移動も任せられる |
| 悪い評判 | 朝が早い。自由時間が短い。宿に着くのが遅い |
| 「酷い」の正体 | 商品の質ではなく、コース選びのすれ違い |
旅物語には、名所を数多く回るコースも、ゆとりを持たせたコースもあります。この差を知らずに選ぶと、期待とずれる。不満の多くは、ここから生まれています。
なぜこんなに安いの?
「大手なのに、この値段。何か削られているのでは」
そう思うのが自然です。理由は2つあります。
❶ 店舗を持たない通信販売専用の商品だから
旅物語はJTBの店頭では扱っていません。パンフレットかインターネットを見て、ご自身で申し込む形です。店舗の家賃も、窓口スタッフの人件費もかからない。そのぶんが価格に反映されています。
❷ JTBの仕入れ力が効いているから
ホテルもバスも食事も、まとめて押さえるほど単価は下がります。個人で同じホテルを予約したら、まず同じ金額にはなりません。
削られているもの、削られていないもの
| 価格に反映されているもの | どのコースでも変わらないもの |
|---|---|
| 店舗での対面相談がないこと | 添乗員または現地係員の同行 |
| 通信販売にしぼった売り方 | 旅行会社としての補償・手続き |
| まとめて仕入れる交渉力 | 現地でのサポート体制 |
安全や手続きに関わる部分は削れません。旅行業法で決められていますし、JTBが看板を掛けている以上、そこは落とせないんです。
削られているのは、あくまで売り方のコスト。では実際、いくらになるのか。
実際いくらくらい?人気コースの料金
首都圏発の人気ランキングです(2026年7月時点)。ランキングは頻繁に入れ替わるため、コース名からは同じ方面のコース一覧が開くようにしています。
国内で人気のコース
| コース(日数) | 料金の目安 |
|---|---|
| 別府・湯布院・黒川・高千穂峡 九州絶景15景めぐり(3日間) | 69,900円〜 |
| 立山黒部アルペンルートと黒部峡谷トロッコ電車・上高地(3日間) | 64,900円〜 |
| 出雲大社・嚴島神社両参りと足立美術館・大原美術館(3日間) | 89,900円〜 |
| 広島・山口4つの世界遺産と絶景・名所15景めぐり(3日間) | 79,900円〜 |
| 宇奈月温泉に泊まる立山黒部アルペンルートと黒部峡谷トロッコ電車(2日間) | 55,000円〜 |
海外で人気のコース
| コース(日数) | 料金の目安 |
|---|---|
| 成田発着 いいとこどり台湾(3日間) | 59,800円〜 |
| 圓山大飯店に泊まる 九フンと台湾縦断(4日間) | 99,800円〜 |
| ナイル川クルーズで巡る 神秘のエジプト(8日間) | 399,800円〜 |
この金額に入っているもの
往復の交通費、宿泊費、観光地の入場、食事が数回、専用バスでの移動、添乗員または現地係員の同行。
個人で同じ行程を組んだら、どうでしょうか。航空券と宿を押さえただけで、近い金額になることもよくあります。
なお、JTBは時期によって割引クーポンを出します。旅物語が対象になることもあり、同じコースが数千円下がる場合があります。

【良い口コミ】褒められているのは、この3つ
1. この価格で、これだけ回れる
点在する観光地を専用バスでつなぐぶん、個人手配より効率が良くなります。
わかりやすいのが立山黒部アルペンルートです。ケーブルカー、バス、トロリーバス、ロープウェイと乗り継ぎが続き、個人で行けば時刻表とにらめっこ。さらに前後の宿と足の手配が加わります。
そこを丸ごと省けるのが、この価格の中身です。
2. とにかく、面倒がない
チケットもホテルも現地の手配も、全部お任せ。
「旅行は楽しみだけど、準備を考えると気が重い」
その気持ち、よくわかります。行き先を決めて、航空券を取って、宿を比べて、現地の交通を調べて。楽しい作業ではありますが、時間と集中力が要ります。
ツアーは予想通り忙しかったですが、移動や手配はお任せなので楽で、これはこれで気楽で良いです。
出典:12月はJTB旅物語で3回旅行、第一弾は石垣島(フォートラベル/まきまきさん・2022年12月参加)
「忙しい。でも楽」。旅物語の評価は、だいたいこの2つが同居します。
3. 案内する人が必ずいる
日本から同行する添乗員か、現地で合流する係員か。どちらになるかはコースによりますが、案内役が必ずいる点は共通です。
旅先でつらいのは、出来事そのものより「誰に言えばいいかわからない」時間です。体調を崩した、便が遅れた、雨で予定が変わった。団体ツアーには、その場に必ず言うべき相手がいます。
国内でも同じです。乗り継ぎの時刻が変わったとき、自分で調べ直さなくていい。それだけで一日の疲れ方が変わります。
ただ、その案内役を選ぶことはできません。ここから先は、悪いほうの話です。
【悪い口コミ】「酷い」の正体は、2種類あります
悪い評価は、実際にあります。星ひとつのレビューも見かけます。
ただ、中身をひとつずつ読んでいくと、きれいに2つに分かれます。コース選びで避けられるものと、団体ツアーである以上どこでも起きるもの。数の上では、圧倒的に前者です。
先に振り分けておきます。
| よく見る不満 | 起きやすいコース | 確認できる場所 |
|---|---|---|
| 朝が早い・1か所30分 | 周遊型 | 出発時刻 |
| 宿に着くのが遅い | 横断型 | 到着時刻・宿泊先名 |
| 食事が物足りない | 価格重視型 | 食事のこだわり記載 |
| 思ったより歩く | 山岳・史跡 | 「徒歩約○分」 |
| 添乗員・同乗者が選べない | すべて共通 | — |
朝が早く、1か所が短い ─ 周遊型の場合
朝食は6時台、出発は7時台。これが2日目、3日目と続きます。
石垣島の3泊4日を例にとると、川平湾の自由時間が約2時間、やえま村が約30分。3日目のホテル出発は7時55分でした。30分の滞在は、写真を撮って売店を覗いたら終わりです。
これは手抜きではなく設計思想です。「せっかくなら全部見たい」に応えると、こうなります。数を優先するコースと、滞在を優先するコース。旅物語には両方あります。
※行程はフォートラベル投稿の旅行記(2022年12月参加)より
宿に着くのが遅い ─ 横断型の場合
「ホテルが街から離れている」という不満をよく見かけます。ただ、これは少し的が外れています。
リゾートホテルも温泉旅館も、そもそも街の中にはありません。海沿いに建っているから景色がいいのであって、駅前にあったら別の建物です。逆に大型バスが横づけでき、30室を一度に押さえられる街なかの宿となると、今度はビジネスホテルになります。
こたえるのは、その先です。
宿に着くのが19時、翌朝の出発は8時前。大浴場に行って、荷ほどきをして、もう寝る時間。せっかくの温泉旅館でも、館内を歩く余裕すらありません。
宿は「泊まる場所」だと割り切れる方には、何の問題もない設計です。宿も旅の一部だと考える方には、ここが一番の落差になります。見分けるのは、到着予定の時刻と宿泊先の名前。この2つだけです。
食事が物足りない ─ 価格重視型の場合
30人が同じ時間に食べる以上、大広間での会席かバイキングが基本です。温かいものが温かいうちに出るとは限りませんし、その土地の店を選ぶ楽しみもありません。
そして意外と困るのが、食事のつかない日です。「自由にお召し上がりください」という設計自体は、むしろ親切。ただし宿がリゾート地や温泉地にある場合、歩いて行ける店がほとんどないことがあります。
結果、館内のレストランか、コンビニで買って部屋で、という夜になる。「食事なし」と「宿の立地」が重なったときだけ、不満に変わります。
コースページの「朝○・昼○・夕○」と、宿泊先の名前。この2つをセットで見ると、夜の過ごし方が想像できます。食事を重視するならグルメ旅特集から探すのが早いです。
思ったより歩く ─ 山岳・史跡めぐりの場合
バスで回るから楽、とは限りません。駐車場から観光地までが遠い、石畳が続く、天守閣は階段のみ。降りてからが本番、という日もあります。
| 気になること | 実際のところ |
|---|---|
| 歩く距離 | 石畳や坂道が多い行程もあります |
| トイレ休憩 | 定期的に取られますが、バス移動が長い日も |
| 荷物 | 大きな荷物はバスへ。空港や駅では自分で運びます |
| 疲れたとき | バスで休むなど、案内役に相談できることが多いです |
行程表の「徒歩約○分」「約○km」を見れば、その日の負担がわかります。膝や腰に不安があるなら、おからだ想いのゆとりある旅という特集も用意されています。
ここだけは、選べません
ここまでの4つは、コースページを見れば避けられます。避けられないものが、ひとつだけあります。
添乗員には当たり外れがあります。同じバスに乗り合わせる人も選べません。声の大きなグループと一緒になった、という不満は実際に見かけますし、団体ツアーである以上どの会社でも起こります。
ただ、起きたあとどうなるかは会社によって違います。
ただ、その声は会社に届いています
旅物語では帰着後にアンケートを取り、その内容が企画担当者に届いて、実際にコースの改善に使われています。どんな声がどう反映されたかが、公式サイトで公開されています。
| 参加者の声 | 会社の対応 |
|---|---|
| 大分の滝で、展望台までの道が草木で歩きにくかった | 日程表に「一部足元が悪い観光地があるため、歩きやすい靴と服装で」と案内を追加 |
| トルコはバス移動が長くて疲れる | 移動手段の見直しを検討 |
歩きにくい道の件、地味ですが大事です。参加者が不便を伝えて、それが次の日程表に反映される。この循環があるかどうかで、ツアーの質は変わります。
では、どう選べばいいか
同じ行程が、人によってこう見えます。
和食が食べたい日に中華のお店に入ったら、どんなにおいしくても「思っていたのと違う」となりますよね。旅物語で起きているのは、それと同じことです。
| 大事にしたいこと | 確認するところ |
|---|---|
| 体力に自信がない | 1日に回る場所の数、徒歩の目安 |
| 宿でゆっくりしたい | 宿泊先の名前、到着予定の時刻 |
| 食事を楽しみたい | 食事の回数と内容の記載 |
| 早起きが苦手 | 2日目以降の出発時刻 |
\軸が決まったら、見比べてみる/
\出発地は左上のメニューから/
【国内旅行】自分に合うコースを探す
出発地から探す
「催行確定」は出発が決まっているコースです。中止の心配なく申し込めます。
特集から探す
【海外旅行】自分に合うコースを探す
出発地から探す
「催行確定」は出発が決まっているコースです。中止の心配なく申し込めます。
特集から探す
ここまで読んで不安が残った方へ「旅物語プレミアム」
朝が早い。宿に着くのが遅い。バスが窮屈。
この記事で挙げてきた不満、実はそのほとんどを潰した商品が、同じ旅物語の中にあります。旅物語プレミアムです。
「上位グレード」という曖昧なものではありません。7つの条件が、公式に約束として明示されています。
| プレミアムのお約束 | 解消される不満 |
|---|---|
| 宿には17時頃までに到着 | お風呂に入って、休んで、それから夕食。宿を楽しむ時間が戻ります |
| 10名から催行の少人数 | 集合・点呼・トイレ休憩の待ち時間が短くなります |
| バスは他グループと隣席なし、または1人2席 | 長い移動でも荷物を置け、気を遣わずに済みます |
| 満足度アンケート80点以上の宿から厳選 | 「宿がハズレだった」がほぼなくなります |
| 東海道・山陽新幹線はグリーン車 | 移動そのものが休憩時間になります |
| 経験豊富な添乗員が全行程同行 | 出発前に挨拶の電話が入ります |
| 現地に詳しいバスガイドが同行 | 移動中に、その土地の話が聞けます |
特に大きいのが17時到着とグリーン車の2つ。「疲れる」という不満の正体は、たいてい移動時間と宿での時間の短さです。そこを両方ふさいでいます。
バスガイドの同行も、地味に効きます。窓の外を流れる景色に説明がつくかどうかで、移動時間の退屈さがまるで変わる。ここに人を置いている商品は、実はそう多くありません。
「安いだけのツアーは嫌」と感じていた方。旅物語をやめる前に、こちらを見てからでも遅くありません。
\17時到着・少人数・グリーン車のコース/
\出発地は左上のメニューから/
誰と行きますか
旅物語は「誰と行くか」で、良さの出方が変わります。
ご夫婦で ─ 体力が心配なとき
一番多いご相談が「主人の体力がもつかどうか」です。
コツは、日数より1日あたりの移動距離を見ること。同じ3日間でも、九州を横断するコースと、温泉に連泊して周りを回るコースでは、疲れ方がまったく違います。
膝や腰に不安があるなら、長い石段の参道や、天守閣まで階段で上る行程を避けて、からだへの負担が少ないコースを選ぶと、ぐっと楽になります。
お友達と ─ いつも自分が幹事のとき
旅物語の良さが一番出るパターンかもしれません。
バスで移動している時間が、そのままおしゃべりの時間になります。個人旅行だと、地図を見たり次の電車を調べたりで、ゆっくり話す余裕がありません。
そして何より、どちらかが幹事役になって疲れる、ということが起きません。
「いつも私が調べて手配している」
そんな覚えのある方こそ、向いています。段取りは全部やってもらえる。二人とも、同じ「お客さん」でいられるんです。
おひとりさまで ─ 浮かないか気になるとき
「一人で参加して、浮かないだろうか」
業界にいた頃の実感ですが、旅物語のお一人参加はよくあることです。シニア世代の方は各コースにいらっしゃって、特別な目で見られる雰囲気ではありませんでした。
年齢層は、私の印象では50代から70代が中心。落ち着いた空気で、無理に交流を求められることもありません。
一人部屋には追加代金がかかります。気になる方はおひとり様参加限定の旅から見ると早いです。
向いている方・向いていない方
向いている方
| こんな方 | 理由 |
|---|---|
| たくさんの場所を効率よく見たい | 1日に3〜4か所回る行程が組まれています |
| 手配や移動を全部任せたい | 準備がほぼ不要です |
| 乗り継ぎや道順を調べるのが苦手 | 案内する人が必ずいます |
| 代金は抑えたい。宿は寝られれば十分 | 安さの中心はここです |
| 友人と気兼ねなく楽しみたい | 幹事役を誰も背負わずに済みます |
向いていない方
| こんな方 | どうするか |
|---|---|
| ゆっくり過ごしたい/宿での時間も楽しみたい/早起きが苦手 | 国内ならプレミアム。17時に宿へ入り、朝の出発も遅めです |
| 自由行動の時間が多いほうがいい | ツアーそのものが向きません。個人手配をおすすめします |
| 対面で相談しながら決めたい | Webかお電話での申し込みになります |
目的から探せる特集ページ
トップページで一覧を眺めるより、特集から入るほうが早く見つかります。
※上記は首都圏発のページです。北海道・中部・関西・九州発をお探しの方は、各ページ左上の出発地メニューから切り替えられます。
申し込む前に、ひとつだけ
Webなら、確認画面で何度でも見直せます。
お電話は気楽ですが、ひとつ弱いところがあります。言ったつもりが違って伝わっていても、その場では気づけない。出発日を1日聞き間違えられていた、人数が違っていた。あとで発覚すると、記憶と記憶の突き合わせになります。
Webなら、確定を押す前に確認画面が出ます。選んだ内容がそのまま残るので、「集合は何時だったかしら」と思ったとき、記憶をたどらなくていい。
つまり、どちらかを選ぶ話ではありません。Webで申し込んで、気になることは電話で聞く。これが一番確実です。
操作の手順はお申込みの流れ(国内)に、支払い方法などはよくあるご質問に出ています。
よくある質問
- 取消料はいつから、いくらかかりますか
-
取消料がかかる前なら、無料で取り消せます。国内は宿泊ツアーが出発20日前、日帰りツアーが出発10日前から。海外は通常期で出発30日前、ピーク期は40日前が目安です。金額の詳細は国内の取消料と海外の取消料にまとめています。条件は改定されますので、予約前に旅行条件書もお読みください。
- 添乗員は日本から同行しますか
-
「添乗員同行」と「現地係員がご案内」の2通りがあります。集合場所から一緒に行くか、現地で合流するかの違いです。各コースページに明記されています。
- 自由時間はどのくらいありますか
-
差が大きい部分です。名所を数多く回る行程では、自由時間がほとんどない日もあります。日程表に「自由行動」「終日フリー」の時間帯があるか、申し込み前に見ておいてください。
- プレミアムは、通常のコースよりどのくらい高いのですか
-
行き先と時期で幅がありますので、同じ方面のコースを並べて比べるのが確実です。少人数催行・グリーン車利用・厳選の宿という条件がつくぶん、通常コースより上の価格帯になります。
- JTBの店舗で相談や申し込みはできますか
-
旅物語は通信販売専用のため、店頭では扱っていません。Webまたはお電話でのお申し込みになります。
まとめ
- 旅物語の安さは、売り方の工夫です。店舗を持たず、JTBの仕入れ力が乗っている。安全や補償が薄いわけではありません
- 「酷い」の中身は、ほとんどがコース選びのすれ違い。周遊型への不満が、旅物語ぜんぶの評判として書かれています
- 不安が残るならプレミアムへ。17時到着・少人数・グリーン車・バスガイド同行。不満の出どころを、ひととおり潰した設計です
料金を見て「いいな」と思われた、あの最初の気持ち。あれはたぶん、間違っていません。
あとは、空席があるかどうかだけです。人気のコースは、思っているより早く埋まります。
\気になるコースの空席を確認する/
\出発地は左上のメニューから/